この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大人女子の恋愛方程式
第15章 気持ち
達也side
お袋は・・・32歳で乳癌が見つかり・・・。
抗がん剤治療や・・・摘出手術なども行ったが・・・。
その2年後に・・・他界。
だから俺は・・・。
お袋と一緒にご飯を食べた記憶は・・・多分幼稚園くらい。
お袋が亡くなった時も、悲しい思いはあったが・・・何が起きているか分からなかった。
ただ・・・。
お袋が・・・。
目を開けなくなり・・・。
動かなくなった。
親父は俺と臨也を抱きしめ・・・・。
「俺が母さんとお父さん・・・両方やるから・・・。」
そう言ったのを今でも覚えてる。
親父はその約束通り俺と臨也には寂しい思いをさせないよう、定時刻で上がれる役所での仕事を選び・・・。
俺達を育ててくれた。
あーーーあ・・・。
何年振りかな。
こんな話(笑)