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大人女子の恋愛方程式
第24章 胡桃さんと健二の闇
胡桃side
担当を1回しても立ったことがある健二君は・・・。
その1回・・・一緒に過ごした時に思ったの。
何を言われても笑ってて・・・。
いつも前向き・・明るくて・・・。
良い人。
でもそこには何か影がある気がしてね・・・(笑)
アイコスを吸う健二君は・・・私の方を見て・・・。
ニカッと笑って・・・。
「もう観察しないで下いって~・・・(笑)」
って・・・・(笑)
不思議。
私って・・・和也君の彼女と和也君の幸せを邪魔しに来た人間なのに、なんでこんな風に優しくしてくれるの???
そんな風に笑ってくれるの???
「健二君・・・(笑)・・・優しいね・・・。」
多分彼の優しさは嘘じゃないんだって思う。
健二君は煙を吐き・・・私の方を見ると・・・・。
「俺は・・・ただの偽善者っすよ(笑)」
そう言うの。
その目は笑っていて・・・優しいのよ。
でもね・・・目の奥の・・・健二君の本当の本当の部分は・・・。
そんなんじゃない。
「偽善者は・・・そんな風に言わないわ・・・。」
健二君はきっと・・・。
「健二君は・・・・」
・・・・・・。
「何かに懺悔してるのかな???(笑)」