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第24章 胡桃さんと健二の闇

健二side



・・・・・・。


俺はアイコスを抜き灰皿に入れると・・・。


「もう・・・止めてください(笑)・・・俺の感情を探るのは・・・。」


俺が被ってきた仮面を剥がさないで下さい。




胡桃さんは窓を開けて・・・。



「良いと思う・・(笑)・・・私はそんな風に・・・もう後悔してもも何も出来ない・・・。」


・・・・・・。



「まだやり直せる(笑)・・・和也さんだって・・・・。」



胡桃さんをそんなに攻めてる様子はない・・・。



海風が・・サワサワと車内に流れてくる・・・。



胡桃さんは外を見ながら・・・。



「何で私・・・こんな汚い人間になってしまったのかな・・・(笑)」



・・・・・・。



胡桃さん・・・。



そんなに和也さんの事・・・。



でも俺には何も出来ないや・・・。




胡桃さんは俺の方を見て・・・・。



ニッコリ笑うと・・・。



「健二君は偽善者じゃない・・(笑)・・・とっても素敵な男性よ？？？」



・・・・・・。



「だからぁ・・・(笑)」



・・・・・。


「だから・・・(笑)・・・私みたいに後悔をしないでね・・・・」





胡桃さん・・・。




俺は・・・。




そんな人間じゃないんだよ・・。








違うんだ・・・。