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大人女子の恋愛方程式
第25章 命は軽くない
病院に到着すると、胡桃さんは救急処置室に入っていて・・・・。
健二はその部屋の前で下を向いたまま動かない・・・。
俺がゆっくり歩いて行って・・・。
「健二・・・・何があった???」
俺が肩を叩くと・・・。
健二はゆっくり顔を上げ・・・。
「俺・・・寝ちゃって・・・」
って・・・。
泣きながらそう言った・・・。
・・・・・・・。
そして健二は俺に一枚の紙を渡して来て・・・・。
「最初気付かなかったんっすけど・・・・救急隊の人が来た時・・・これがテーブルに置いてあったのに気づいたんです・・・・。」
・・・・・・。
その紙を見ると・・・。
そこには
遺書ともとれる・・・メッセージが・・・。
『健二君、和也君・・そして夏希さん。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした
私は取り返しのつかない事をしてしまいました。
和也君のお兄さん、幸助さんと関係を持ち、写真を撮られ
もしそれが世間にバラまかれたら主人の仕事にも影響されます。
それを考えると不安で怖くて堪りません。
全て自分がした事。
誰のせいでもありません。』
・・・・・・・。