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大人女子の恋愛方程式
第28章 ホノルル年明け
コーヒーを飲み終え・・・胡桃さんを連れて部屋を出ると・・・。
胡桃さんは俺の横を歩きながら・・・。
「あの・・・、和也君・・・夏希さんを探しに行った???」
・・・・・・(笑)
俺はエレベーターのボタンを押し・・・。
「あの二人は大丈夫だよ(笑)・・・和也さんは絶対夏希さんを見つけて・・・ちゃんと話して取り戻すから・・・。」
それより・・・。
「胡桃さんは自分の事考えなって(笑)(笑)・・・いろいろ大変なのは胡桃さんだろ???」
俺が言うと・・・。
彼女はまた腕を掴んで・・・。
「そう・・・そうだよね・・・(笑)」
旦那さんの事務所の倒産・・・借金は2億ちょい・・・。
結局そのお金の配分がどうなるのかはよく分からないけど・・・・。
胡桃さんだって色々考えることはある筈。
一緒にエレベーターを降り、駐車場に向かう途中・・・・。
「健二君・・・・私・・・健二君にお礼言ってなかった・・・・。」
胡桃さんは立ち止まりそう言った・・・。
・・・・・・。
「あの日ごめんなさい・・一番嫌な・・・思いをさせてしまった・・・なって・・・。」
・・・・・(笑)
俺は胡桃さんの手を掴み・・・。
「いい、・・・今ちゃんと胡桃さんがこうして生きててくれてるから・・・(笑)行こう???」
胡桃さんを助手席に座らせドアを閉め・・・。
俺も運転席に腰掛けた・・・・。