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大人女子の恋愛方程式
第28章 ホノルル年明け
遊馬side
夏希は・・・。
日本であった出来事を俺にゆっくり話してきた・・・。
最初は我慢しているようだったけど・・・その内・・・胸を抑えて涙を堪える表情を見せてきた・・・。
こんな顔・・するんだって・・・。
ちょっと胸が鳴った・・・。
俺にはこんな顔にさせられないんだなって・・・実感したよ。
俺は夏希の横に腰掛け・・夏希の頭を抱き寄せ・・・。
「何でお前逃げたんだよ・・・・」
そう言うと・・・。
夏希は俺の胸に頭を付け・・・。
一言・・・。
「・・・・和也君に・・・・振られるのが怖かった・・・・。」
そう言って肩を震わせた。
夏希は・・その自殺未遂をした女性を心配している和也って男を見ていて・・・。
自分より弱い女性の方に行きたがってるんじゃないかって・・・そう感じたと・・・。
でもさぁ~・・・。
俺スッゲー思うんだけど・・・。
俺は夏希の頭をグリグリ撫で・・・。
「なーーんかさ(笑)・・・俺には、・・・・」
俺には・・・・。
「お前のが・・・弱くて・・・壊れやすく見えるけどね・・・・(笑)」