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大人女子の恋愛方程式
第3章 常夏の島で一人
遊馬side
可愛くない・・・。
素直じゃなくて・・・強気で・・・。
頑固。
夏希ちゃんは真赤な顔で俺を見てきた。
「好きって言えない事情って何?(笑)」
好きなら好きって言えよ・・・。
男も煮え切らない話し方してるくせに・・・俺が出た時は・・・。
明らかにイラついてるし。
「アンタに関係ない・・・。」
関係ない???
そうだよ、・・・関係ない。
腰を上げて夏希ちゃんの顎をグッと掴むと・・・。
夏希ちゃんが持っていたタバコの灰が下に落ちた。
「そうだよ、・・・俺には関係ねーよ・・・。」
夏希ちゃんのその勝気な目。
俺を凄い目力で睨んでるけどさ・・・。
護身術とか習っちゃって???
「関係ないから俺は・・・夏希ちゃんを口説きにくるよ?」
その目・・・。
泣きそうな目・・・。
泣けばいいのに・・・。
絶対泣かねーんだ。
こういう女(笑)
「何言って・・・・。」
震える声。
「その変な・・・鎧みたいなの(笑)・・・脱がしてやるよッ」