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大人女子の恋愛方程式
第3章 常夏の島で一人
夏希side
「ねぇっ!!何してんのッ?やめてってばっ!!」
慌てて携帯を取り返すと・・・。
和也君との電話は・・・。
もう切れていた。
遊馬を睨み携帯をテーブルに置くと・・・・。
「夏希ちゃん和也って奴好きなの???(笑)」
ヘラヘラ笑って言う・・・遊馬。
煩い・・・。
好きだったら何なの???
黙って煙草を吸うと・・・。
「素直じゃないなぁ~(笑)(笑)・・・好きなら好きって早く言えばいいじゃん!!!」
・・・・・。
私には私の事情があるの・・・。
「いつまでも強情はってると~・・・(笑)他の女に取られるよ?」
・・・・・。
「煩い・・・・。」
私は煙を吐き・・・。
言葉も吐き捨てる様にして言った。
「え・・・??」
皆・・・煩い。
「こっちには・・・こっちにはこっちの事情があるのッ!すんなり好きだって言えない事情があるのッ!」
そんなの・・何も知らないくせにッ・・・。
「さっさと帰ってよッ!!!!」
遊馬を睨みつけ言うと・・・。
遊馬は立ち上がり・・・。
笑いもせず私の顔を見た・・・。
そして・・・。
「そんなの言い訳だろ?・・・素直になれない言い訳!!」
・・・・・・・。