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第31章 残った悪役は・・・・。

すると・・・。


玄関のドアが開き・・・。


買い物から帰ってきたお母さんが・・・。


バタバタと家の中に入って来て・・・。



「いやぁねぇ～・・・またあったんだって！！！」


・・・・・・。


そう・・・言った。



さっきまで笑っていた由美の顔も一瞬引きつり俺を見た。



俺はお母さんの方に行き・・・。



「何かありました？？？」


そう言うと・・お母さんは・・・・。



「前にあったじゃない・・観光客の女の子をっていう・・・事件・・・・。」


やっぱ・・・。

まだあいつ等・・・。


俺は振り返って由美の方に行き・・・。



由美の腕を引っ張り寝室に連れて行った・・・・。




寝室に入ってドアを閉めると由美は俺の胸に直ぐにくっついてきて・・・。



「ね・・・あの人たち・・・まだ居るの？？？」


・・・・・・・。


真也は・・・あんな風に言ってたけど・・・。



まだあいつ等は・・・悪事を働いてる・・・。



俺は由美の頭を撫でて・・・。



「ちょっと真也の所に行ってくる・・・。由美は、家から出るな・・・勿論母さんも明も・・・。俺が帰るまで絶対・・・。」



そう言うと由美は俺のシャツをギュッと掴み・・・。



「早く帰って来て・・・・。」