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第5章 再会

真也side



「・・・彼氏？・・・」



俺はアイコスを咥え定食屋の女将さんの顔を覗き込んだ・・・。


女将さんはバツが悪そうな顔をして俺に笑いかけ・・・。



「あ～ッ・・・分からないよ？？？(笑)なんか・・・えーーーっと・・・(笑)まぁ、・・・知り合い程度じゃない感じだったけど～・・・」


・・・・・・。


「でもよぉ(笑)彼女の写真持ってたし～・・・(笑)ありゃ彼氏だろ？？イケメンだったしいい時計してたよなぁッ！！！」



俺の直ぐ近くに座ってそう言うのは近くの工場で働く・・・良くこの店に来る常連さん。



その・・・由美さんを探しに来た男が工場の入り口で煙草を吸うこの常連さんに・・・。


由美さんの写真を見せて・・・。


彼女がこの近くで働いてると聞いたんだけど何処に居るか分かりますかと・・・訪ねてきたらしい。



彼氏・・・か・・・。



イケメンの・・・金持ちか。



まぁ彼女程綺麗な女性だったら・・・・。



いい男が付いていてもおかしくはない。



「も～ッ！！そうやって言い周らないのッ！！あの子が働きにくくなるでしょ？？もうこの話はおしまいねッ！！」



女将さんはそう言って奥の方に行ってしまった。



・・・・・・。