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結螺(ゆら)めく夏
第1章 榊様

卵白や葛粉、海藻を混ぜて乾燥させた『いちぶのり』を口に含んだ榊は、唾液でトロトロになったその潤滑油を指に絡ませる
そして、四つん這いになり突き出した僕の後孔に、その指を宛がう

「……あ…っっ、……さ、かき…さま…」

幾重にもなる窄まった襞を押し開き、ゆっくりと骨太の指が入ってくる

「…あぁっ!」

じゅぶ、と厭らしい水音と共に
榊の指先が焦らしながら肉壁を押し上げる
その度にゾクゾクと全身が粟立ち、矯声が口から漏れる


『感じるのは遊男の恥』と、遊男達を取り纏める遣り手の龍次に忠告されながら、僕は榊様の指だけで充分に感じてしまっている

そんな僕を見下ろし、榊は喉を鳴らした

「……ぁ、あぁん…、ゃ……っ!」

指先が最奥に到達すると鈎状に曲げられ、ぬるぬると柔い恥肉を掻き回す

「……もっと、その可愛い声を聞かせてくれ」
「…はぁ、あぁ……んっ…、っ!」

両肘を付き、声を押し殺す様に自身の腕を噛む
しかし、指が抜き差しされると腰が揺れ、尻を突き出し、もっとと恥肉が戦慄く

「……随分と助平だな、結螺のここは」
「…ご、ごめんなさ……」
「そんなに私が欲しいか?」
「……は、い……」


潤んだ瞳のままチラリと後ろを振り返れば、そこには榊の黒々とした太い雄が主張している
指を引き抜かれると、その反り上がった先が、先程指を受け入れた場所に宛がわれる

「……至極綺麗だよ、結螺」

血管の浮いた大きな手が、背中をさらりと撫で、尻を揉みしだいた後、僕の細い腰をがっしりと掴む

瞬間、体が緊張し強張る


「……こわ、い…」

つい本音が小さく漏れてしまう

ぐっ、と腰を引き寄せられ、先程とは比べものにならない程の剛直が、メリメリと割くように捩じ込まれる

「………っ!!」

目の前がチカチカし、頭が真っ白になる
痛さで息も上手く出来ない……

膝がガクガクと震える中、後孔から泡立った潤滑油がトロリと垂れ落ちる

「まだ痛い、か?」
「……」

首を左右に振り、そうではないと必死に伝える

腰が引けてしまうのを堪え、残りの半分を待ち構える

「……い、挿れて……くだ、さ……」

整わない息のまま、掠れた声色を上げる

すると再び雄肉がゆっくりとナカへ押し込まれる

そして最奥に到達すると
下生えの剛毛が僕の尻に当たった
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