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振り向けば…
第12章 誰の鍵…?



私と他の女の子との違いを確認したかった。

今更、照れくさくて悠真が好きだとか素直に言えるとは思うてない。

だけど悠真に抱かれれば…。

悠真が私を抱けばお互いの何かが変わるのかもしれないと考える。

多分、私は悠真が好きだと思う…。

悠真に愛されたい自分が居る。

他の女の子には無理でも私なら…。

そんな期待があった。

自惚れ…。

それを思い知る。

今になって考えるとあれはなんだったのかとも思う。

ただ悠真が私を抱きしめる。


「クソ女と別れたらホッとした。」


そんな悪態をついた悠真が私のベッドで私を抱えたまま眠る。

私の勘違い…。

悠真の傍に居れるのは私だけだという自惚れに全く気付いてない私が居た。

関東に行く。

ホテルで悠真が緊張の顔を見せる。


「怒んなよ?」

「別に怒れへんわ。」


ホテルはダブルの部屋…。

そのつもりで来た。


「先にする?」

「ライブが先に決まってるやろ!」


落ち着かない悠真…。

開き直る私…。

ライブに行く。

頭に突き抜けるサウンドに興奮する。

生でしか味わえない感覚。

テレビで見る映像ではリアルな音楽を感じない。


「やっぱりリアルが一番やな。」


ご機嫌の悠真が笑う。

その笑顔が好きだと思う。

ただ笑ってて欲しい。

振り向けば必ずあった笑顔。

悠真が私の手を握る。

必ずその温もりを感じて来た。

だから悠真と前に進もうと思ってた。

ライブが終わりホテルの近くのファミレスで食事を済ませてホテルに帰る。


「風呂…、一緒に入るか?」


私の腰を抱いて私の耳元で聞いて来る。


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