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振り向けば…
第16章 トイレマット…



『監督さん…、休みなんか?』


まさかの現場チェックをデザイナーに受けてる。


「そうですよ。ただし現場自体はちゃんと稼働してますけどね。」


お前のせいで現場を休みに出来ずに突貫なんやと嫌味を言う。


『えーっ?困ったなぁ…。』

「何かありましたか?」

『いや、サッシはわかる?』

「リビングとかのですか?」


サッシ…、それは窓枠の事でデザイナーが建具工事の内容を聞いて来る。

悠真の家だから今は図面がない。

最悪の時は現場か会社に行く必要がある。


『うん…、そうそう。あれの枠がシルバーやろ?黒とかに出来んかなぁ?』


出たな妖怪思い付き…。


「無理ですよ。」

『シールとかで構へんねんで?』

「多分…、無理です。」

『えーっ?監督さん…、何でも無理無理やなぁ。』

「すみませんが…、現場に言う前に施主の方に言うて許可を貰ってから現場に言うて貰えますか?そうしないと工期や予算の問題で私からは全てを無理としか言えないんですよ。」

『あー…、なるほどね。けど不動産の担当者の奴に言うても僕が言ってる事を理解してくれないんだよね。』


そりゃ、建具のカラーリングとか変に専門用語を使うからやろ?

現場に連れてって、ここのこの部分の色やと説明をすれば不動産でも理解するわい!

イライラとしたまま電話を切った。

ふと見渡すと悠真が居ない。


「悠真…?」


仕事部屋や寝室を覗いても悠真が居ない。

まさか私が仕事の電話してたからジムにでも行ったのか?

マンションの1階にあるジムまで覗きに行くが悠真の姿はなく、メタボなおじさんが汗だくで走る姿だけを見つけた。

どこ行ってん?

悠真の部屋に戻ると5分くらいで悠真が帰って来た。


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