この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
振り向けば…
第16章 トイレマット…



それでも悠真の家だから文句は言わない。

トイレマットは諦める。


「どうしても…、欲しいんか?」


少し心配そうに悠真が聞いて来る。


「別にどうしてもじゃないよ。」


笑顔で答えてやる。

どうしてもと我儘を言えば買うてくれる。

それは悠真を我慢させる事になる。

あくまでもあそこは悠真の家なのだ。

悠真に必要なものだけを買えばええと私は思う。


「そろそろ、腹減ったぁ…。」


お買い物であちこちをウロウロとした。

お目当てのチーズケーキも買った。

今日の私は自分の家に帰るから悠真の分と私の分のホールになったチーズケーキを1つずつ買うた。

ホールと言うても20cmほどの小さなチーズケーキ。


「悠真は1人で全部食べるんか?」

「当然やんけ。」


悠真の胃袋は底なしだ。

夕食に選んだステーキハウスでは400gのお肉をぺろりと平らげる。

まるで虎…。


「野獣やな。」

「体力付けな仕事が出来ん。」


まだ物足りないと悠真が言う。


「帰ったら来夢のカレー食おうかな。」

「好きにしろや。」

「また作りに来てくれや。」

「行ったるから心配すんな。」


そう言うてやると悠真が本当に幸せそうな笑顔を見せてくれる。

だから満足な休日だと思う。

一緒に過ごすのが例え彼氏じゃなくとも別に構わんと考える私が居た。

仕事はいきなりの大きな仕事を渡された。

例のモデルルームのマンション建築の方の仕事。


「設計士からの一押しだったみたいだよ。」


宮崎さんと社長さんがニコニコ顔で私に言う。

設計士って、あの思い付きデザイナーか!?

何が気に入られたのかはわからないが着工は9月からの現場だと言うから再び設計士との打ち合わせに入ってた。


/772ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ