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振り向けば…
第16章 トイレマット…



コートなどを掛けるスペースの上のデッドスペースに棚があるけど、その高さは男の人用の高さ。

棚にはバッグなどの小物を置きたい女心。


「後15cm下げたら?」

「届きます。」

「子供にも使える高さの方が良いかもね。」


子供扱いにはムカついたけど、そうやって自分の意見が反映されるのが嬉しいと思う。

自分が建築をしているのだと実感する瞬間。

私の現場…。

仕事はまだ現場が始まってないから暇だけど、早く9月になって欲しいと張り切る私が居た。

不意に玲奈さんと日下先輩から呼び出しを受けた。

日下先輩は今や大手企業の主任になったと聞く。


「だから…、結婚するの。」


照れたように笑う玲奈さんがとても綺麗だった。


「おめでとうございます!」

「ありがとう、だから来夢には友人代表で披露宴に来て欲しいけど…、大丈夫?」

「玲奈さんの披露宴ですから、是非行きたいです。」


きっと綺麗な花嫁姿になるとワクワクする。

大学時代はクィーンだった玲奈さん。

あの頃よりも大人びて、ますます綺麗になった。


「悠真はどうしてる?」


日下先輩から聞かれる。


「相変わらずですよ?」

「付き合うたりしてないの?」

「しませんよ。そんな事…。」


身体の関係だけですとは言えない自分が居た。

その身体の関係だってあれっきりの事だ。


「てっきり、悠真と付き合うてると思うてた。来夢と悠真って本当にお似合いやったもん。」


玲奈さんがそう言った瞬間


「そうかな?俺は天野と居た時の来夢の方が幸せそうに見えたけどな。」


と日下先輩が言い出した。

拓也さん…。

今は法学部を出て弁護士の卵をしてると聞いた。


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