この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
振り向けば…
第19章 ここまでだな…



悠真とは…。

一緒には居たいと思う。

やっぱり家族と変わらない存在だからという気持ちが大きい。

だけど…。

他の人と恋愛をするには悠真と距離を置くべきだとも考える。

そうしなければ拓也さんを絶対にまた傷つける事になるのは目に見える。

ナビ通りに車を走らせると、なんとか小さなアリーナを見つける事が出来た。


「ここ?」

「そうみたいやな。」


車を駐車場に入れてアリーナの中に入る。

外から見た感じではイベントが行われてる気配を全く感じないアリーナ…。

時間は試合開始の30分前…。

20人ほどの人がアリーナ前に集まってるから、多分、ここなのだろうと思う程度の盛り上がり…。

しかも、その20人程度の人達の半分くらいが『○○ジム』と印刷されたTシャツやジャージを着てるから関係者ばかりなのだと感じるイベント…。


「森本さん…。」


そう呼ばれて振り返ると、そこには野原兄弟が居る。


「観に来ました。」

「ありがとう…、彼氏?」


海斗さんが悠真を見て聞いて来る。


「友人です…、てか、幼なじみです。」

「へぇー、うちと同じかぁ。」

「違いますよ。」


海斗さんとそんな会話をする。

アリーナの入り口が10分前に開けられた。


「それじゃ…。」


そう言うて海斗さんが陸斗さんとアリーナの中へと入ってく。

試合に出る人までもがギリギリにしか入れない事実に驚いた。


「今の人が試合するのか?」


ぶっきらぼうに聞いて来る悠真がまだ不機嫌などだと思うとため息が出る。


「そうだよ。一緒に居たのが弟の陸斗さん。」

「ふーん…。」


気のない返事…。

こんなだから私は拓也さんと再び寄りを戻すべきかを迷うてまう。


/772ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ