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振り向けば…
第27章 重く低い声…



なんだかんだで70人くらいが集まってる。

悠真は肉屋とずっと話をしてる。

他の男子も何人かが悠真の回りに集まった。


「あれが高橋君、その隣りが航大…。」


学年一番イケメン君が普通のサラリーマンに見える。

航大はあまり変わってない。

悠真と何かを話ながらじゃれあってる。


「ここ、いい?」


木村さんと反対側の席に座っていいかと聞いて来る女性が居る。


「内海さん…。」


有り得ないほど地味になってた。

まるで事務員さんの様な服装で髪を1つに束ねて眼鏡をかけてる。


「委員長とは正反対の変身やね。」


木村さんが内海さんにそう言う。


「今の会社…、何かとうるさいからね。」


内海さんが寂しそうに笑った。

大学に行かなかった内海さんはやっぱりなかなか就職が出来ない状況が続いたらしい。

結局、最後は親に派手な服装や化粧を辞めろと言われ親の紹介で小さな会社の事務員にやっと収まったのだと内海さんが言う。


「ほら、肉が焼けたぞ。」


悠真と高橋君が皆んなの為にとお皿に乗せたお肉を運んで来る。


「ねぇ、今田君は今は何してるの?」


派手派手な委員長が悠真に聞く。


「さぁね…。」


悠真がニヤリとだけして外のバーベキューコンロの方へ再びお肉を取りに行く。


「森本さんは知ってるの?」


木村さんからそう聞かれたから


「悠真なら今は自分で会社を起こして社長をやってるよ。」


と答えてた。


「自分でって…、社員とか居るの?」

「何の会社?」

「どんな仕事?」


委員長や木村さん以外の女子が一斉に私に聞いて来る。


「社員とかは居ないけど、なんかクリエイティブな仕事してるよ。」


私のわかる範囲で答えるしかない。


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