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振り向けば…
第31章 仕上げ…



そのまま悠真が立ち止まる。

小道の向こうから人力車が来たからだ。

人力車を引くお兄さんが乗らないか?という仕草を悠真に向けている。

やんわりと手を上げて卒無く断る悠真が京都風の紳士に見えてまう。

人力車が通り過ぎると辺りに人影はなくなり薄暗い小道には私と悠真だけが取り残される。

ざわめき続ける竹林の音。

深い森の中で迷子になる気分が襲って来る。


「ゆう…。」


悠真の服の端を握りしめる。

ゆっくりと頬に悠真の手が添えられる。

ほんの少し顔を上げると目の前に悠真の顔がある。

そのまま黙って悠真が私にキスをする。

口を開かされて口の中を悠真の舌が舐め回す深いキスに頭が一気に熱くなる。

舌が絡み、私の舌の裏をくすぐるように悠真の舌が撫でて来る。


「ふぁ…。」


唾液が溢れそうになり息をしようと更に口を開ければ上顎の裏まで悠真の舌が舐め回す。

顔に添えられた手がゆっくりと頬や耳を撫でて来る。

頭だけでなく身体中までもが熱くなるキスを悠真が何度も繰り返す。

首筋をゆっくりと指先が這う。

私の腰を引き寄せて股間を悠真の足に押し当てられると快感を感じてまうのがわかる。

こんな場所で…。

その気にさせられてる。

悠真に抱かれたいと願う私が居る。

悠真の足に擦られる股間がムズムズとして熱くなる。

ブラジャーの中では小さな乳房が悠真に触られたいと固く膨らみ張り詰めて来る。

ゆっくりと悠真のキスが離れた。


「どっかで飯でも食って帰るか。」


素に戻った悠真がそんな事を言う。

悠真の馬鹿ぁ…。

泣きそうな顔を見せたくないからと俯いたまま悠真に肩を抱かれて竹林の小道を抜けてた。


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