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振り向けば…
第31章 仕上げ…
まさに変態御用達のスクール水着。
鏡の中に幼児体型の私が見える。
「悠真のロリコン…。」
自分の身体なのに不貞腐れてボヤく私が居た。
さすがにこの姿は…。
そう思うから水着の上からバスタオルを身体に巻き付けて悠真の寝室に向かうと悠真は既に自分にベッドに座ってやがる。
「ぶっ…。」
人の姿を見て思いっきり悠真が吹き出して笑いやがる。
「お前、やっぱり最高や。」
「何がやねん!?」
「めっちゃ笑かしてくれる。」
「やかましい!」
ヒーヒーと笑う悠真を蹴飛ばすと悠真が私をベッドに引きずり込む。
「やっと念願のスクール水着やから見せろや。」
アッサリとバスタオルは悠真の手で剥ぎ取られる。
やっぱり死にたいくらいに恥ずかしいから悠真から顔を背けて目を閉じる。
ブブブ…。
嫌なモーター音が聞こえる。
まさか!?
「使う気か?」
「当然。」
本気の顔で悠真が私の頬にキスをした。
真顔でカッコええのに…。
スクール水着にパイパンの女にローターというエログッズを使いたがる変態に泣きたくなる。
「ほどほどに…。」
「手加減するかよ。」
完全に変態全開の悠真が私の顔中にキスをする。
このパターンは長い夜になりそうだとか、ぼんやりと考える。
なんで恋人じゃない男の為に私はこんな事をしてるのだろう?
普通の人を好きになれば良かった。
拓也さんとか…。
拓也さんとか…。
拓也さんくらいしか出て来ない自分がますます情けなくなって来る。
男運がない!?
変態とセフレのまま年老いてゆく運命か!?
馬鹿な妄想をしてると…。
「うひゃあ…。」
お腹がくすぐられて悲鳴を上げる。