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振り向けば…
第33章 俺なんかの為に…



自分の勉強もあるのに人の勉強を見る余裕が今の自分にあるのか自信がない。

そんな打ち合わせだけをして帰るだけの連休の中日。


「悠真…。」


真っ直ぐに悠真の家に向かう。


「おかえり。」


リビングのソファーでコーヒーを飲んでた悠真が私を抱っこする。


「ただいま…。」


別に私はこの家に住んでないのに悠真とおかしな挨拶をする。


「ここ…、どないや。」


悠真が私の股間の事を聞いて来る。

いきなりか!?

パイパンにされたまんこが悠真には気になって仕方がないらしい。


「なんか、チクチクする。」

「ああ、まだ残ってた毛根からもう毛が生えとるんやな。もう一度手入れするか?」

「せえへん。普通に生やすわ。」

「えーっ!?キープしろや。」


何故かパイパンはキープな方向で話が進む。


「絶対に嫌やん。彼氏とか出来たら変態な女やと思われるし。」

「彼氏が出来てから生やせや。」


悠真がパイパンキープを譲らない。


「………、とりあえずお腹空いたわ。」

「寿司?焼肉?お好み焼きかハンバーグ?」


好きなものを食わせてやるからパイパンキープをしろという悠真の作戦。

ダメだこりゃ…。

諦める私が居る。

すっかり餌付けされた私が今更逆らえるはずもない。


「お好み焼き…。」

「家か外か?」

「後片付けが面倒やから外。」

「シャワー浴びて着替えて来い。出掛けるぞ。」


今日は早く仕事が終わったからシャワーを浴びる余裕がある。

シャワーの前に悠真が私に脱毛のムースの缶を渡して来る。


「自分でやるのと俺にされるのと、どっちがええ?」

「自分でやります…。」


情けないがシャワーの前に股間の手入れをする羽目になる。


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