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振り向けば…
第38章 なんか変…



人の感情がわからない悠真には私のそういう小さな行動だけで不安になるらしい。

過保護な悠真。

だったら諦めて私を恋人にしとけと言いたくなる。

悠真の頭の中ってどうなってんの?

そう聞きたくなって来る。


「ゆう…。」


スカートが床に落ちて下着だけになる。


「ん?」


自分の服を脱ぐ悠真。


「私に彼氏が出来たら、悠真は平気なの?」


大切な事だから確認する。


「その男がちゃんとお前を大切にしてくれる奴なら俺は平気。」


あっさりと言う悠真に胸が痛くなる。

感情のない悠真だとわかってても辛い瞬間。


「けどな、俺以外の男に抱かれてる来夢とか考えたくねぇよ。気分悪くなる。」


拗ねた子供のように悠真が口を尖らせて言う。

それが愛してるに繋がらないだけで悠真は私を愛してくれてると思うから、逆に泣きたくなる。


「俺、なんか変な事…、言うたか?」


私が泣きそうな顔をすれば悠真が狼狽えて私の顔を撫でて来る。

これは悠真の確認だと理解した。

人の表情が理解出来ない悠真は私の顔を触って確認する癖がついてる。


「嬉しいんだよ。」

「なら、なんで泣きそうな顔をする?」

「悠真が他の男と付き合えって言うから。」

「俺は来夢を傷付ける。」

「わかっとる。だけど悠真に彼氏を作れ言われたら、もっと傷付くよ。」

「なら、言わへん。」


単純な悠真。

アホの悠真。

昔っから、そこは変わってないと思う。


「俺の女って自信持ちなよ。」

「それは難しいな。」


頭で考え過ぎる悠真だから…。

自分の心がわからないと自信が持てないらしい。


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