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振り向けば…
第40章 二日酔い…



洋風居酒屋…。

そんな看板が掲げられた洒落たお店に木村さん達が入って行くから私は南井さんと腕を組んだまま入る事になる。

そろそろ南井さんが私から離れてくれないかしら?

そんな事をぼんやりと考える。

予約済みの個室。


「まだ女子だけ?」


そう言うて最初に座った佐藤さん。

木村さんが佐藤さんの隣に座り木村さんの隣に座ろうとすると私の反対側に南井さんが座る。


「殿方は20分遅れて来る約束なの。」


木村さんが皆んなに説明する。

結局、南井さんを挟んで内海さんが座りズラリと横並びの女子の真ん中を私が陣取ったような形になる。

当然、木村さんが真ん中だと思うてたのに…。


「なんでわざと遅れて来るの?」


佐藤さんは殿方の遅刻が気に入らないらしい。


「なんと、今回は弁護士の人ばかりを呼んでやるって島田さんが張り切ってくれてるの。その先生方がちょっと遅れるから先に好きなものをじゃんじゃん頼んどけって言うてたよ。」


木村さんがクスクスと笑うて今回の合コンの状況を説明する。

今回の合コンは男性が全て割り勘で支払いをしてくれるから女子には至れり尽くせりの合コンになってるらしい。

しかも、相手は弁護士だらけ…。

島田さんという木村さんの会社の上司が大学時代の同級生を連れて来るという条件でこのハイレベルな合コンが成立したのだと木村さんが言う。


「だって島田さんとうちの会社の男連中だと、ただの会社の飲み会になっちゃうじゃん?」


その代わり、私や内海さんなどの会社外の女の子も呼ぶ事になった木村さん。

弁護士さん…。

私の頭には拓也さんだけが思い浮かぶ。

まさかね…。

1人で馬鹿みたいに笑っちゃう。


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