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振り向けば…
第40章 二日酔い…



「ねぇ、森本さんってお酒弱いんだよね?」


内海さんが悠真に確認する声もする。

そして…。


「来夢…、僕が送りましょうか?」


拓也さんが私を心配して覗き込む顔がある。


「えー?拓也さんも帰っちゃうのー?」


南井さんの声が頭にキンキンと響く。

皆んな…、何を言うてるの?

1人で酔っ払いの私だけが状況の把握が出来ない。


「行きますか?」


拓也さんに更に確認を受けた瞬間だった。


「俺が連れて帰ります。」


重く低い声がする。


「だけど…。」

「場がシラケるから言わなかったけど、こいつは俺の女だから…。」


そこで私の意識がブッ飛んだ。

気付いた時には悠真に揺すられて起こされる。


「着いたからタクシーから降りろ。運転手さんに迷惑になるぞ。」


不機嫌な声で私をタクシーから引き摺り降ろす。


「ゆう…。」

「馬鹿が…、飲めないのに飲むな。」


私の部屋まで不機嫌な悠真が付き添ってた。

そのままベッド倒れ込み朝まで私が起きる事はないままだった。

寒い!

身震いをして目が覚めた。


「痛っ!」


頭痛に悲鳴を上げる。

下着だけでベッドに居た私…。

二日酔い…。

まぁ、いいや…。

今日から2連休やし。

頭痛で何も考えたくない私がもう一度寝ようとした瞬間…。


「起きろ…。」


耳慣れた不機嫌な声がする。


「悠真…。」

「起きて昨日の状況を説明しろ。」


昨日の状況って…。

私だけが言い訳する必要がある?

悠真かて誘われて来てたやん。

私の運命の人との再会を見事にぶち壊したのは悠真やろ?

二日酔いで頭が痛過ぎて考えもまとまらない。


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