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振り向けば…
第49章 ほどほどに…
ちゃんと寝かせる気はある?
私が聞く前にキスをしながら悠真の手馴れた手が私のパジャマのボタンを外していく。
「悠真ってば…。」
「来夢は寝ててええぞ。」
俺が勝手に触るから…。
言わなくても聞こえて来る言葉…。
拒否出来ない。
拒否すれば悠真が私に振られたと思い込む。
だけどSEXだけの恋人は嫌だ。
「私の事、愛してる?」
思わず悠真に確認する。
少し困った顔をする悠真に胸が痛くなる。
「多分…、愛してる。来夢しか本気で抱きたいと感じた事がないし、お前を失うのだけは耐えられへん。ただ…、それが愛情かどうかが俺にはわからん。」
だから、多分としか答えられない悠真…。
辛いな…。
セフレじゃない。
恋人でもない男の愛撫に喘ぐ事になる。
「ゆう…、無茶は…、やだ…。」
「わかっとる…。」
そない言うて私の乳首に吸い付いたまま、私のまんこを指先で撫で回す。
「んっ…、んぁ…、もう…。」
イクから来て…。
そう叫んでもう悠真はひたすら愛撫を止めようとはしない。
私が小さいから…。
ある程度、膣が広がるまで何度でもイカせては膣の中を指で掻き回して広げてく。
「いやぁ…。」
おかしくなる。
壊れた悠真に壊される気分。
いっその事、私も壊れたら楽になる?
馬鹿な考えもまとまらないほどに悠真の愛撫に溺れて真っ白な世界だけが見えて来る。
本当に世界がなくなって、この真っ白な世界で悠真と2人だけならどんなに楽なんだろう…。
恥ずかしいとか考える必要もない。
愛されてないとか不安になる必要もない。
「ゆう…。」
「俺が欲しい?」
「欲しいから…、挿れて…。」
真っ白な世界で悠真とだけの繋がりを感じたい。
悠真だけが好きだから…。