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振り向けば…
第6章 俺だけ見てろ…



小さな私は電車がガタンと揺れる度によろめくから。

悠真がいつも支えてくれる。

きっと知らない人が見たら悠真が私の彼氏に見える。

悠真には内海さんが居るのに…。

私には溝口先輩が居るのに…。

不機嫌な顔をした2人が寄り添う電車。

心は違うところにある2人…。

打ち上げの焼き肉…。

皆んなが私と悠真の踊りが凄かったとか言うてくれるけど、私と悠真は曖昧に笑うだけ…。


「カラオケに行こうぜ。」

「今から?」

「時間的にやばくない?」


夜の8時…。

補導されるとか面倒な事になりたくない。

一部の男子と女子はカラオケに行くと言い、私は帰る方向を目指す。

帰りもやっぱり悠真と帰る。


「久しぶりに映画でも行かへんか?」


悠真が私にそう言う。


「内海さんと行きいや。」

「へっ?内海?なんで?」

「付き合ってるんやろ?」

「あー…、あれなぁ…。」


気不味い顔を悠真がする。


「なんやねん?」

「内海から付き合うてくれって言われたからな。」

「だから付き合うてるんやろ?」

「いや、乳揉ませてくれるなら付き合うて言うたらホンマに揉ませてくれてな。」

「はあ!?」

「それをお前に見られるとは思わんかったけどな。」


悠真がニヤニヤと笑う。

こいつ、ド変態やんか!

段々と気分が悪くなる。


「んで、会う度に乳揉んでたら内海がキレてな。すぐに振られたわ。」


呆れて言う言葉が見つからない。


「内海さんの事、好きだから付き合うてたんじゃないの!?」

「言うたやんけ?俺、頭の悪い女は好みちゃう。」


開き直る悠真に腹が立つ。


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