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振り向けば…
第59章 サイズがな…



当然ながら、その日の夜の私はグロッキー…。


「来夢…。」

「触るな…。」

「運動したら消化も早いぞ。」

「今、運動したら吐く!」


喧嘩してはしゃいで笑うだけの旅行。

翌日は朝から石垣島へ…。


「悠真…。」


目の前に広がるオーシャンビューに感動する。

何よりも…。


「全室プライベートプール付き!?」


悠真が予約をしたのはヴィラタイプのホテル。


「どうせ飯とか外に行くから、ホテルくらいはプライバシーが欲しいやろ?」

「贅沢な…。」

「そうでもない。値段だけ言うなら昨日の沖縄のホテルのが高かった。」

「マジか!?」


天幕付きの巨大なキングサイズベッドがある高級ヴィラが沖縄でのホテルよりも安いとか驚いた。


「さぁて、来夢さんは水着にお着替えしようか。」


ニヤニヤと笑うて悠真が私の服を脱がせにかかる。


「自分でやるし!」

「夕べは何もさせてくれへんかったからな。」

「石垣島の観光は?」

「明日1日で充分や。」


ニヤニヤとする悠真から逃げて水着に着替えるべくバスルームへと飛び込んだ。

仕事、仕事で疲れてる私に1日はゆっくりとした時間を作ろうとする悠真が考えた旅行。

その代わり旅行前には服や水着を全て悠真好みで買わされた。

だから、その水着に抵抗する。

貧乳を隠すフリル付きチューブトップビキニ…。

真っ白な下地に淡いピンクのフリフリフリルが付いたロリ水着にため息を吐く。

ロリのくせにパンティーはハイレグ仕様とか、この水着のデザイナーって舐めとるわ。

ブツブツと文句を言いながら悠真好みの水着に着替えをする。

最後が淡いピンクのショートパレオを腰に巻く。


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