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振り向けば…
第8章 お前と同じ大学…



推薦だけど万が一の時は一般入試になる。

その不安で日下先輩からアドバイスを貰う。


「来夢なら大丈夫やぞ。」


日下先輩は推薦で確実だった。

生徒会長をやっていたからだと先輩が言う。


「来夢も副委員長を3年間やってた実績があるやろ?大学はそういう人材は優先してくれるんや。」

「でも…。」

「誰よりも努力してる来夢は落ちたりせん。」


優しいお兄ちゃんみたいな日下先輩にはついつい甘えてまう。

勉強のコツを教えて貰いながら学校の話もする。


「悠真が団長?」

「そうです。」

「こんちゃんと見に行くわ。」


OBが見に来るとか緊張するから止めて下さいと言うても日下先輩は来る気満々。

あっという間に夏休みが終わり体育祭に向けて真っ直ぐに突き進む。

大学推薦の合格決定を貰った。

何も考えずに体育祭に集中出来るとホッとする。

だけど悠真だけが心配になる。


「来夢…、体育祭は見に行くからな。」


お父さんがそない言う。


「へっ?」

「悠真が凄いもんを見せてくれるらしい。」

「応援団の事か?」

「さあな。会社休みやし、来夢達の最後の体育祭やから皆んなで見に行くわ。」


今年はギャラリーが多いぞ!?

やたらと不安になる体育祭。


「悠真…!」


ジャージのズボンに普通の体操服を着た悠真を呼び止める。


「俺の弁当は?」

「あるよ。」

「食堂に行こか。」


初めて悠真と2人で食堂でお弁当を食べる。

教室でも良かったけれど、今日はなんとなく悠真と私が一緒に居るのは当たり前の事だと周りの学生に見せてた。


「やっぱ、来夢の弁当が美味いな。」

「前は1年生に作って貰ろうてたやろ?」

「練習させてくれって頼まれただけや。けどアイツの弁当は茶色いだけやねん。」


焦げた卵焼きにうんざりしたと悠真が笑う。


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