この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
振り向けば…
第8章 お前と同じ大学…



「めっちゃ怒られた…。」

「今の時期に停学とか言われなかっただけマシやと思いなさい。」

「だって…、来夢が見せてくれへんから…。」

「なんで私が見せなあかんねん!」

「長い付き合いやんけ。ケチケチすんなや。」


アホと2人で学校から帰る。

悠真は大学をどうするつもり?

本当に聞きたい事は聞けないまま…。

2学期が終わった。


「来夢…、今日、付き合ってくれる?」


インターハイを2戦目で負けた美保が言う。

今日は終業式…。


「どないしたん?」

「ヤケ食いしたいねん。」

「へっ?」


美保と学校から一番近い繁華街に向かいカフェでパフェやパンケーキを頼む。


「何があったん?」


パフェでケーキを流し込むように食べる美保を見た。


「男に振られた…。」

「嘘っ!?」


美保を振る男が居るとか有り得ない。


「ダイエットして頑張って可愛くなろうと目指したけど…、振られたからダイエットは止めや。」


美保がケラケラと笑う。


「美保を振るとは、アホや。」

「うん…、だって振ったの悠真やもん。アホに決まってるやん。」

「嘘やろ!?」

「ほんま…。」


泣きそうな顔に美保が変わってく。


「なんで悠真なんか…。」

「だって…、めっちゃカッコいいやん。」

「見た目だけやろ?」

「違うよ。ほんまにカッコいいと思ってん。」


涙を堪えて美保がゆっくりと話し出す。

テニスに夢中になって疲れてた美保…。

ある日、お弁当も財布も忘れるというやらかしをしてまう。

私に一言言えば済む事なのに、その頃の私は溝口先輩達と食堂に居た。


/772ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ