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ハプニングは突然に【完】
第2章 橋のたもとに導かれて

次の日、私はまた同じバスに乗り込んだ。
今日はいつもと同じ速さでバスが進んで行く。
バスの窓から覗くの空は快晴で、気持ちが良い。
まるで、昨日の出来事は夢だったように思えた。
ぎゅうぎゅうに混んでいる車内の状況は変わらないのだけれど。
いつもの定位置に行くと、昨日とは違うスーツを着た爽やかさんがこちらをみていた。
反射的にビクッとしてしまう。
一昨日までは
かっこいい~!なんてハートを飛ばしてみていたけど…
少し目を伏せて、もう一度彼を見る。
ううん、今日もやっぱりカッコいい。
爽やかな笑顔をこちらに向けて、メガネをくいっとあげる。
爽やかさんはなんと、私の横にやってきて
「おはようございます。」と、挨拶してきた。
私は本当に驚いて
「ひゃっ!お、おはようございます…。」と、だんだん小声になりながら返事をする。
爽やかさんは
「これ、貴女のですよね?」
と、ピンクの傘を私に見せた。
「あ…!」
昨日、車内に忘れてしまった傘だ。
今見せられるまですっかりその存在を忘れていた。
それくらい、昨日のことは衝撃的だったのだ。
「また会えると思って、持ってきたんです。」
彼の優しい微笑みに、ついこちらも笑顔になる。
「あ、ありがとうございますっ!」
低めの落ち着いた声。
私が想像していた通りのいい声だった。
そして、傘の持ち手の部分に何か紙がテープで貼り付けられているのを見つける。
「それ、僕の連絡先です。よかったら連絡下さいね。」と、言われ
私は嬉しくなって
「嬉しいです!連絡しますっ!」と、うきうきした声で返事をしてしまう。
今日はいつもと同じ速さでバスが進んで行く。
バスの窓から覗くの空は快晴で、気持ちが良い。
まるで、昨日の出来事は夢だったように思えた。
ぎゅうぎゅうに混んでいる車内の状況は変わらないのだけれど。
いつもの定位置に行くと、昨日とは違うスーツを着た爽やかさんがこちらをみていた。
反射的にビクッとしてしまう。
一昨日までは
かっこいい~!なんてハートを飛ばしてみていたけど…
少し目を伏せて、もう一度彼を見る。
ううん、今日もやっぱりカッコいい。
爽やかな笑顔をこちらに向けて、メガネをくいっとあげる。
爽やかさんはなんと、私の横にやってきて
「おはようございます。」と、挨拶してきた。
私は本当に驚いて
「ひゃっ!お、おはようございます…。」と、だんだん小声になりながら返事をする。
爽やかさんは
「これ、貴女のですよね?」
と、ピンクの傘を私に見せた。
「あ…!」
昨日、車内に忘れてしまった傘だ。
今見せられるまですっかりその存在を忘れていた。
それくらい、昨日のことは衝撃的だったのだ。
「また会えると思って、持ってきたんです。」
彼の優しい微笑みに、ついこちらも笑顔になる。
「あ、ありがとうございますっ!」
低めの落ち着いた声。
私が想像していた通りのいい声だった。
そして、傘の持ち手の部分に何か紙がテープで貼り付けられているのを見つける。
「それ、僕の連絡先です。よかったら連絡下さいね。」と、言われ
私は嬉しくなって
「嬉しいです!連絡しますっ!」と、うきうきした声で返事をしてしまう。

