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ハプニングは突然に【完】
第1章 雨のバス
彼と目が合うと



優しい眼差しで私をみた。


ドキっと、心臓が跳ねる。



それでも、彼は私の服を弄っている痴漢に変わらない。



まさかの出来事に呆然としつつも


彼は私を触る手を緩めない。



左手でストッキングの上からショーツに手を掛けて、


人差し指と中指、薬指の三本で、



ショーツの割れ目をなぞり始める。



「んっ…!」声が漏れる。


急いで右手で口許を覆った。



腰を引こうと動かそうとするけれど、彼にガッチリとホールドされているみたいで全然動かせない。



ショーツのシミがバレちゃう。


恥ずかしさやら、厭らしさやらいろんな感情がごちゃ混ぜで真っ赤になって俯いてしまう。



次第に呼吸も少しずつ荒くなる。



右手は胸の膨らみにたどり着いて、ブラジャーの上からわたしのDカップの胸を揉みしだく。



あぁ…


私、ずっと憧れてきた人に今痴漢されてるんだ。



そう思うと、更にショーツにシミが出来ていく。



自分がこんな厭らしい女だったなんて…。



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