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ありがとうを君に…
第2章 同窓会
昨夜、一方的に言われて、返事をする間もなく電話を切られ、今、彼の車の助手席に座っている。
静かな車内、ちょっと苦痛…
「ご飯、何食べたい?食べに行こうよ」
「…………」
「俺が決めていい?ファミレス行こう、何でもあるし、すぐそこにロイホがあったはず…」
「…………」
ハーッ、早く帰りたいわ…
もう、私は話す事ないんだけど
お腹が空いていたのか、彼はステーキセットを頼む。
私は、ドリア。
定員さんが離れていくと、彼は真面目な顔で話し出した…
「俺、別れたくないから」
「あのね、昨日も言ったけど友達のままで十分だと思うよ、私達」
「嫌だ、俺は無理」
「無理って、それはこっちのセリフでしょ!だいたい、会うのは週2でいいとか…いったい何なのよ」
「……ごめん」
ハーッ…もう帰りたい