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ありがとうを君に…
第2章 同窓会

夜8時、彼に電話を掛けると…
「何?」
出た!私の嫌いな電話の出かたNO.1

何って、何かあるから掛けてんだよ!
って、言いたくなる。

「あのさ、今日言われた事なんだけど」
「ん?何言ったっけ?」

「会うのは週2回でいいって」
「あー、あれね!それでいいよね?何曜日に会うようにする?」

ハーッ
「あのさ、曜日決めて会うだけなら、付き合わなくても出来るよ…付き合うって、会いたい時に会うもんじゃないの?決めて会うなら友達のままでいいじゃん…もう別れよう、ごめん、私は無理」

「ちょ、ちょっと待って...ごめん、今度から会いたい時に会う、つーか毎日会いたい」

「何言ってんの…さっきまで、週に2回でって言ってたの誰?たった今、やっぱり毎日って笑える…てか、ふざけてる?ごめん、やっぱり無理」

「マジで待って!今からちょっと行ってもいい?会って話したい」

「ごめん、もうお風呂入って外に出たくない」
もう電話切りたいんだけど…

「じゃ、明日…明日の夜会おう、話ししよう」
「…………」

「会社まで迎えに行くから」

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