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ありがとうを君に…
第13章 四つ葉のクローバー
今日もいい天気だ…ちょっと外に出れば暑さの中
にも、気持ちよさがある
フーッ…やっと休憩、今日もなかなか忙しかった
なぁ…
んっ…?落とし物でもしたかな?…
小さな男の子がしゃがんで何か探してる?
「ボク…何してるの?」
男の子は振り向き、私の顔を見て…
「四つ葉のクローバー探してるの…この前も
探したけど見つからなくて…」
「クローバー?じゃ、先生も一緒に探して
あげるよ 笑」
「えっ、ホントに?やったー!ボクね、ママに
四つ葉のクローバーをプレゼントしたいんだ!
ママはね、いつも笑ってボクの事褒めてくれる
んだよ…ママが大好きなんだ、ボク!」
クスクスッ、可愛い男の子だ…
「そうか、そうか 笑」
「へへへへッ…」
「今日は誰かのお見舞いに来たの?」
「うん、おばあちゃんが入院してるの」
「そうか、じゃパパとママと来たんだ!」
「ううん…ママと2人だよ、パパはボクが
生まれる前に死んじゃったってママが言ってた」