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ありがとうを君に…
第14章 告白
「その頃からメールをするようになって、俺は
本当に嬉しかった、少し離れるだけでも寂しいと
思っていたからね…いい年して笑えるだろう…
ハハハッ…
君は退院して別居するようになった、俺は嬉しい
反面、全然会えない事が辛くてたまらなかった…
初めてデートした日、俺は舞い上がってた…嬉しく
て嬉しくて…帰り、別れる時は、仁実を離したく
なかった、ずっと一緒にいたかった、自分の気持ち
を全て言いたかった
でも、まだ俺も別居中で何も言えなかった…
ハッキリしてから仁実には言いたかったんだ
もう、戻る事はないとわかった俺達は離婚する事に
なって、最後に3人で出掛けようって事にしたんだ
そういう話になった時、クリスマスに2人で過ごし
て、自分の気持ちを全て言おうと思って仁実に連絡
したんだ…クリスマス一緒に過ごそうって…
でも、家族としての最後の3人の姿を、まさか仁実
に見られてるなんて、思ってもなくて…」