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ありがとうを君に…
第15章 親孝行
フーッ…よし!
コンッコンッコンッ…ガチャッ
「失礼します、こんにちは山本さん」
「こんにちは…えーっと…先生は何だか見覚えが
ある先生だけど…私の勘違いだったら、ごめんな
さいね…笑」
「いえっ、勘違いではないと思います…もう
覚えてないと思いますが、私は以前C病院にいた
高山と言います…7年前、仁実さんの主治医をして
いました…」
「あーそうそう!先生、その節は娘が大変お世話に
なりました。
でも先生、なぜここに?ここの病院に変わったん
ですか?」
「ええ、そうなんです…まさかここでお会い出来る
とは思いませんでした」
「本当ですね…私、骨折しちゃって…実は先週から
お世話になってるんですよ、お恥ずかしい限り
です」
「実は今日、お話があって伺いました…
突然で、申し訳ありません、お話させてもらって
いいですか?」