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ありがとうを君に…
第17章 ありがとうを君に…

「さぁ倖太、一緒にケーキの準備するぞー!!」

「やったぁ ケーキだ、ケーキだぁ…どんなケーキ
かなぁ」

私は洗い物をしながら、2人をチラチラッ…
私が洗い物をしてるから、自分達で出来る事は
2人でやってくれてる。
先生と一緒にお手伝い出来る倖太は、何をするでも
嬉しそう

お皿にフォーク、何も聞かずにちゃんと出して
くれてるみたい。
いつの間にか、しっかりしたお兄ちゃんになった
んだなぁ。


「倖太、ケーキを食べながら聞いてほしい事がある
んだ…話してもいいかな?」

「んっ?何っ?」

「倖太…先生は、倖太の事が大好きだよ!もちろん
ママの事も…とっても大好きなんだ
倖太は、先生の事どう思ってる?
大丈夫!正直に言っていいんだからね!」

「えっ?先生の事??ボク、先生の事大好きだよ!
だって、先生といると楽しいもん」

「倖太…先生な、倖太のパパになりたいんだ
パパになってもいいかい?先生がパパになるのは
イヤかな…」

「えっ?先生がパパ?…ボクのパパになって
くれるの?…毎日、いつも一緒にいられるの?」

「先生…」

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