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第4章 孤独

「誠一…あのね、最近よくお父さんとお母さん
から言われるんだけど、誠一がしっかりして
ないから、もっとしっかりしろとか、あまり
遊び過ぎるなって感じの事…何でそんな事言う
んだろうね、、、私達はさ、言われなくても
ちゃんとやっ…

「お前さぁ…何それ、俺の親の悪口言ってる訳？
二人いつも優しいじゃん、それなのに悪口って
、ふざけんなよ！」

「ちょっと、悪口なんて言ってない…お母さん
から誠一に言ってって、言われたもん
今度、静岡に行くのだって、グリーン車で
行くなって、普通席で行きなさいって言って
って言われたもん」

「はっ？いつも一緒に居るのに、俺言われた事
ないけど…お前何なの？俺の親に、何か不満でも
あるわけ？」

「もういい、もう話したくない…」

「チッ、何なんだよ…ったく」


その日から私達は、家庭内別居状態になっていった