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ありがとうを君に…
第2章 同窓会
「大丈夫?飲み過ぎたの?」
って言ったのはいいけど、こいつ誰だっけ?
顔は何となく覚えが…でも、名前は何だっけ?(笑)
それでも、軽く頷き前を見てるだけ。
「楽しい?」
この場の雰囲気に耐えられず、聞いてみる。
「うん、楽しい」
へッ?こいつ、楽しいんだ…どう見ても、そんな風には見えないんだけど。
これって、罰ゲームだったりする?
この人のお守り役だったっけ?私…。
そんな事思ってた数分後、向こうの方から神の声が…
「じゃぁ、そろそろお開きにしまーす。この後、みんなでカラオケ行こうぜ!!」
幹事の言葉にみんなが盛り上がる。
私はもう帰ろう、疲れちゃった…彩に言わなきゃ。
「仁実~っ、行くよ~!」
どこからともなく、彩の声…イヤイヤ、私はもう行かないし
「彩ごめん、私もう帰ろうと思って」
「ヤダ、何言ってんのよ、カラオケまで付き合ってよねっ、それで、私も帰るからさ」
「えっ…でも…」
「いいから、いいから、ねっ!…さっ、じゃ行こう」