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ありがとうを君に…
第2章 同窓会
紙にサラサラとペンを走らせ
「俺の携帯番号…返事ちょうだい!」
「……」
「てかさっ、俺も聞きたいんだけど、番号…」
「えっ?あっ……う…んっ……」
私も書いて渡し、その場を離れ彩を探した。
みんなといる彩のところに行き、彼女を引っ張って、隅っこで耳打ちすると
「うわっ、マジ?どうすんの?」
笑いながら言う彩に
「私、よく知らないしさ、断ろうと思ってるんだけど…で、あいつって誰だっけ?(笑)」
「あっ、あいつ…大野だよ、大野誠一!あいつ、あんまりいい噂聞かないもんね~」
「えっ、そうなの?」
「遊び人って聞いたよ」
私の心は決まった!断ろう。
遊び人なんて、断固お断りだ!!