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ありがとうを君に…
第2章 同窓会

 ~~ 一週間後 ~~


昨夜、大野誠一から、先日の返事を聞かせてほしいと、携帯に電話。
そして今、私の隣には彼がいる。
返事は決まっている…あとは、何て切り出そうか、それだけを考えている私。


「で、返事は決まった?」
「あーっ…うん」
「ねっ、マジで付き合ってよ 笑 」

「私ね、付き合っても面白くないよ」
「いいよ」

「すぐ、怒るし」
「いいよ」

「わがままだし」
「いいよ」

「うるさいし」
「いいよ」

「すぐ、泣くし」
「いいよ」

「…………」
「だから付き合おうよ」

「ちょっと、私が言ってる事聞いてるの?」
「ちゃんと聞いてるし 笑 」

「それでいいなんて、おかしいじゃん」
「何で?俺がいいんだからいいんじゃねーの……おかしいか?」

「…………」

ハーッ、何言ってもダメだ。
こうなったら、付き合ってすぐ別れれば納得してくれるかな……

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