この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ありがとうを君に…
第2章 同窓会
~~ 一週間後 ~~
昨夜、大野誠一から、先日の返事を聞かせてほしいと、携帯に電話。
そして今、私の隣には彼がいる。
返事は決まっている…あとは、何て切り出そうか、それだけを考えている私。
「で、返事は決まった?」
「あーっ…うん」
「ねっ、マジで付き合ってよ 笑 」
「私ね、付き合っても面白くないよ」
「いいよ」
「すぐ、怒るし」
「いいよ」
「わがままだし」
「いいよ」
「うるさいし」
「いいよ」
「すぐ、泣くし」
「いいよ」
「…………」
「だから付き合おうよ」
「ちょっと、私が言ってる事聞いてるの?」
「ちゃんと聞いてるし 笑 」
「それでいいなんて、おかしいじゃん」
「何で?俺がいいんだからいいんじゃねーの……おかしいか?」
「…………」
ハーッ、何言ってもダメだ。
こうなったら、付き合ってすぐ別れれば納得してくれるかな……