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ありがとうを君に…
第7章 出会い

それでも、毎日先生は病室に来て私の状態を
チェックしている
少しずつだが、話をするようになった
ちょっと、ぶっきらぼうな感じだが優しい
人だと思う


高山先生から、めまいだから念の為耳鼻科を受診
してみようと提案があり、受診する事にした

総合病院なだけに、病院は広い…
看護師さんから車椅子を押され耳鼻科へ

名前を呼ばれ入ると…
顔も見ずにあれこれ質問される、嫌な感じだ

声は随分出るようになったものの、まだまだ
気分は悪く、一人で立っているのは厳しい
そんな中、いつからこうなったか、病院を受診
したのは何日目か、症状はどんな感じか…
矢継ぎ早に聞かれ、私は掛けてあるカレンダーを
見ながら、返答していた

終始、ムスッとしている先生は、私の答えに対して

「おかしくないか?」としか言わない…

何がおかしいのかがわからない
その後も、私の答えに「日時が合ってないんじゃない
か?おかしいだろう」と、言う…しかも怒り口調だ

気分が悪くても、しっかり間違いなく答えているのに
この対応、辛くて、悔しくて涙が込み上げてくる

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