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ありがとうを君に…
第9章 デート
退院の日、先生は外来もあり、その前に部屋に
来てくれた
「退院おめでとう…いいかい、無理はダメだよ!
無理ばかりしたらまた入院させるからね!」
「はい、わかりました…先生、今日まで本当に
お世話になりました、有難うございました」
「よし、医者と患者の挨拶はここまでなっ!
仁実、気を付けて帰るんだよ、大丈夫かい?」
「うん、大丈夫です」
「またメールするから、仁実は何も考えず
いつでもメール送ってくれよ…遠慮はするな!
いいね?」
「はい、ありがとうございます」
「うん、じゃ私は行くからね、仁実おめでとう
…チュッ」
「////…先生」
「仁実…大好きだよ」
その言葉を残し、先生は急いで外来へと行った
実家に帰った私は、荷物の整理
母にも別居の事を伝えただけだった…
離婚するつもりだといつ言おう…
先生には届を出して、落ち着いてから言うつもり
だけど、どうしよう…
先生も別居中だし、あまり心配掛けたくないし
タイミング合った時に、その時に言えばいっか…