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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第5章 教室での『はじめて』
「お父さんのこと、嫌いになっちゃう?」
綾香の留守を狙ってまだ幸彦に抱かれた、その直後。
そろそろ綾香が帰ってくる時間、その寸前まで犯されやっと解放されて服を着ている時、背中越しにそう声をかけられた。
「…うん」
愛里は小さく頷いた。
「何で?」
「だって…いっぱい恥ずかしいことするから…」
「セックスするのは嫌?」
夏休みも半分ほど過ぎた。気温はまだ高い。
前面に大きな猫のキャラクターがプリントされたTシャツに頭を通しながら、愛里は部屋の鏡に映った父親を見る。
角度のせいで表情まで見ることは出来なかった。
「…いやだけど、またするんでしょ?」
「うん」
背後の気配が動いた。肩越しに後ろから腕が伸びて来る。大人の腕が少女をぎゅっと抱きしめた。
「愛里ちゃんがしてくれないと大変なことになるって、前に話したよね」
「うん…でも…」
「でも…?」
愛里が言葉を探していると、それより早くまた幸彦が言葉を紡ぐ。
「愛里ちゃんが可愛いから、いっぱいセックスしたくなっちゃうんだよ」
じんわりと目頭が熱くなる。
今日はこの後、同級生と遊ぶ約束をしている。
父親に犯された直後の体で会わなければいけないのか。きっとクラスの子は、こんなことで悩んだりはしたことはないだろう。
…何で、私だけこんなことに。
悔しくて涙が出そうになる。
せめて、普通のセックスならまだ耐えられるのに。
旅行先で花火大会で。
そこで与えられた限界を超えた羞恥は、少女の小さな頭では処理しきれなかった。
自宅でする時も、徹底的に犯され尽くされる。
毎日されるわけではない。月に数日、片手で数えられるくらいの日数だけだったが、その時は体力の限界まで、何度も何度も犯され続けた。
恋愛経験のまだない少女が、セックスに対して嫌悪を持つのは当然と言えた。
そして、嫌で嫌で仕方がないというのに体が反応してしまうのがまた、愛里を自己嫌悪に落とし込んでいる。
「そっか…お父さんのこと嫌いになっちゃったんだね」
溜息交じりの声で幸彦が言う。
「じゃあ…もう遠慮しないでいいんだね?」
ぞっとするほど冷たい声。愛里は背中を震わせた。
綾香の留守を狙ってまだ幸彦に抱かれた、その直後。
そろそろ綾香が帰ってくる時間、その寸前まで犯されやっと解放されて服を着ている時、背中越しにそう声をかけられた。
「…うん」
愛里は小さく頷いた。
「何で?」
「だって…いっぱい恥ずかしいことするから…」
「セックスするのは嫌?」
夏休みも半分ほど過ぎた。気温はまだ高い。
前面に大きな猫のキャラクターがプリントされたTシャツに頭を通しながら、愛里は部屋の鏡に映った父親を見る。
角度のせいで表情まで見ることは出来なかった。
「…いやだけど、またするんでしょ?」
「うん」
背後の気配が動いた。肩越しに後ろから腕が伸びて来る。大人の腕が少女をぎゅっと抱きしめた。
「愛里ちゃんがしてくれないと大変なことになるって、前に話したよね」
「うん…でも…」
「でも…?」
愛里が言葉を探していると、それより早くまた幸彦が言葉を紡ぐ。
「愛里ちゃんが可愛いから、いっぱいセックスしたくなっちゃうんだよ」
じんわりと目頭が熱くなる。
今日はこの後、同級生と遊ぶ約束をしている。
父親に犯された直後の体で会わなければいけないのか。きっとクラスの子は、こんなことで悩んだりはしたことはないだろう。
…何で、私だけこんなことに。
悔しくて涙が出そうになる。
せめて、普通のセックスならまだ耐えられるのに。
旅行先で花火大会で。
そこで与えられた限界を超えた羞恥は、少女の小さな頭では処理しきれなかった。
自宅でする時も、徹底的に犯され尽くされる。
毎日されるわけではない。月に数日、片手で数えられるくらいの日数だけだったが、その時は体力の限界まで、何度も何度も犯され続けた。
恋愛経験のまだない少女が、セックスに対して嫌悪を持つのは当然と言えた。
そして、嫌で嫌で仕方がないというのに体が反応してしまうのがまた、愛里を自己嫌悪に落とし込んでいる。
「そっか…お父さんのこと嫌いになっちゃったんだね」
溜息交じりの声で幸彦が言う。
「じゃあ…もう遠慮しないでいいんだね?」
ぞっとするほど冷たい声。愛里は背中を震わせた。