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閃光
第1章 閃光
凛の瞳に吸い込まれる
その美しく、僅かな光を反射する潤んだ瞳に、もう拒絶するような鋭さは見当たらない

「……そんなに似てるの?」

赤い唇が小さく動く
先程まで触れていたかと思うと、急に胸が柔らかく締め付けられ
気付けば真翔は、凛に愛しさを感じてしまっていた

「うん」

それを隠すかのように、真翔は凛を見ながら目を細める

「……」

再び凛は視線を逸らす
窓から差し込む花火の緑や赤が、凛の白い頬にぼんやりと色を滲ませる
その色がぱっと消えると、ほんのりピンク色に染まった頬が現れた

「………いいよ、しても……
その代わり……」





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