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姦譎の華
第16章 16
「こ、ここでか?」
「はい。大丈夫ですよ、ほとんど帰っちゃいましたし、いざとなったらまたテープで口を塞いじゃえばいいんです」
「いや、でも……」
「どうしたんですか? 今日は島尾さんが先だって言ってたじゃないですか。それとも後にします?」

 馬鹿なことを言うな。だいたい何でお前が決めるんだ。

 そう文句を言いたいところだったが、予想だにしなかった後輩の変貌に、島尾は戒飭することができなかった。邪曲に染まった形相をしている。グズグズしていたら、先輩を押しのけて先に突っ込みにかかるかもしれない。

「あ、……ああ、そうだな。ヤ、ヤッてやろう」

 島尾は身を起こし、立て膝で前窓を開けようとしたが、

「ちゃんと脱がしてから、挿れてくださいね。くれぐれもパンストは破かないように。大切なものなんですから。もちろん、パンティも丁重にお願いします」
「……わ、わかってる」

 厳しい口調で指摘され、中途半端に着崩れたまま、残りの下衣を脱がしにかかる。

「いやっ……!」
「お、大人しくしろ……いいから、じっとしろって……」

 最後の着衣ともなると、多英の抵抗は激しかった。誤ってパンストを破ろうものならこっちの身も危うく、何度も膝蹴りを食らいながら無事に下着ごと長い脚から抜き取って安心したのも束の間、薄暗いからこそ映える生脚が目に入った。隠すべき両手は真上に吊られているのだから、太ももは隙間なく閉じ合わされている。そのいじらしさに胸内と股間を著しく刺激され、急ぎ肉茎を取り出して圧迫を緩めなければ、せり上がる濁流を堰き止めることはできなかったろう。

「ま、待って……、まってよ……」

 待てるはずがなかった。だいたい、何を待てと言うのだ。
 むしろ待ってくれと言いたいのはこっちの方だ。
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