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姦譎の華
第16章 16
「もしかしてまた濡らしましたか? ほら、オッパイ、もっと強く揉んでほしいでしょう? アソコも早くイジくってほしいんでしょう? 御々脚……いや、あなたは全てが最高のお方です。まるで男のチ×ポコを楽しませるために存在するようなものです」
「ち、ちがう……」
「違う違う言ってますけど、全然違いませんよ。ほら、言われただけで、エッチなアソコがクネクネしてるじゃないですか」

 悍ましさに身ぶるいしているだけにしては、拗り方が悩ましすぎだった。髪をなぞるたび、手元のバストが大きく膨らみ、震えながらゆっくりと萎んでいる。

「さあ、素直になりましょう。身を任せてくだされば、たくさん、気持ちよくしてあげますよ」
「……」

 聖女は落魄間近だった。崩れ落ちたところを抱き留めてやるのは、島尾ではなくこの俺だ──

「……あの」

 さすがに、憧れの人に間近から潤んだ瞳を向けられては、動揺せずにはいられなかった。
 ついに、やってきた。
 あの華村多英の口から、淫楽に溺れたい、溺れさせてほしいという願いが、この俺へ向け、発せられようとしている。

「……ほどいて、腕……」

 しかし、多英が口にした請願は、稲田の期待を大きく裏切るものだった。

「ほどかなくっても気持ち良くなれるでしょう」
「いやよっ。はやく……、ほ、ほどきなさいっ」
「ぐっ……!」

 まだ、『美人すぎる秘書』としてのプライドがあるのか。
 まだ、頭を優しく撫で、胸を優しく揉み、快楽を味わせてやると優しく言ってやってるのに──セックスの相手には、自分に相応しいスペックを求めたい、そんな高慢な気持ちがあるとでもいうのか。

「島尾さん、ちょっとヤッてしまいませんか?」

 稲田は怒りに声を濁らせ、足元に声をかけた。
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