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姦譎の華
第21章 21
 プレイルームでは交代々々に、姦してくるのは常に一人、どちらかが事に及んできているときは、もう一人は傍観していた。応接室や倉庫でも、島尾が上躯、稲田は下肢と、それぞれ別の場所を貪っていた。

 なのに今日は、バストといい牝唇といい、二人同時に、同じ場所をイジってきている。両手を使えば、一人でもできるのかもしれない。しかし花蕊と花弁へ戯れてきているのは、それぞれが別の意志を持った指であり、対して多英の性悦の司はひとつしかない。翻弄されて当然だった。

「はあっ……、……あんっ……」
「三人でヤるのにこんな高いホテル使わなきゃいけないのも面倒だよなあ。ラブホで3Pオッケーのとこってあんまり無いし、多英の家でヤッたほうが良くないか?」
「あっ、く……、はっ、い……、いや……よ……」
「なんだよぉ、多英の家なら……ひひっ、室長といつもイチャついてるベッドでヤリまくれんのに。寝取られプレイするには最高じゃねえかよぉ」
「ぜ、ぜった……、んっ、だめ……ふぁっ!!」

 会話のターンも諾否もお構いなし、無断で稲田の指が門をくぐった。

「へっ、んなこと言ってて、もう奥までグッチョグチョだ。ま、別に高級なお部屋でも俺は構わないぜ? 多英だってご近所迷惑気にせずイキまくりたいから、ホテルのほうがいいだろうしな。……そろそろ、イカせて欲しいんだろ?」

 稲田の言葉が脳髄に染み込む。指腹に押し撫でられると、そんなつもりで言ったのではなかったのに、言われてみればそうだったかもしれないと思えてくる。プレイルームではどこか自制していたかもしれない歓呼を、ここならあらん限り発しても構わないのだ。
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