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旧家のしきたり
第3章 最初の試練
「あん、あん……ダ、ダメです、清吾さんっ……ああっ」

二人が繋がったところから、粘膜が擦れ合う卑猥な音が聞こえてきた。見ると、清さんの肉棒に、泡立って白く濁った美穂の愛液がべったりとついている。

恐れていたとおりになった。清さんに責められた美穂の身体は、凄まじいまでの悦楽の反応を示している。

僕の美穂が……。

心が掻きむしられるように痛かった。でも僕は見ることを止められない。異様な興奮に股間が疼いている。僕は美穂の痴態を夢中になって見続けた。

やがて、美穂が切羽詰まった声で清さんに訴えた。

「お願いです。もうやめてください。もうこれ以上は……」

「どうしました、お嬢様。イキそうなんですか?」

腰を動かしながら清さんが尋ねると、美穂は恥入るように小さく頷いた。

「いいじゃないですか。遠慮しないでイッてください」

「嫌っ、嫌です。お願いですからやめてください」

「もしかしてお嬢様は、坊ちゃんに遠慮されているんですか?」

図星だったようだ。美穂のむずがる声が大きくなった。

「そんなこと心配しないで大丈夫です。坊ちゃんも賛成してくれると思います。ねえ、坊ちゃん、お嬢様が気をやってもよろしいですよね」

清さんが僕に本気で聞いているわけではない。僕は黙っていた。

「ほら、坊ちゃんも見守ってくれています。心配しないで天国にイキましょう。ほら、ほら、ほら」清さんは、美穂を追い込むように腰の動きを大きくした。「坊ちゃんにイクところをしっかり見てもらいましょうね」

「やめてっ。私、優斗さんにそんな姿、見られたくないっ」

美穂は、激しく頭を振って最後の抵抗を試みたが、身体は既に限界を迎えていることを示すように震え出していた。

やがて、観念したように悲しそうな瞳を僕に向けて、

「優斗さん、ごめんなさい」

息も絶え絶えになりながら謝ると、「ああっ、だめっ、イッちゃうっ」と叫んだ。

「お嬢様、いきますよっ!」

清さんは、最期の一撃とばかりに腰を深くねじり込み、美穂の子宮を突き上げた。

「イクうぅぅっ!」

美穂は、美しい顔を歪め、腰を突き上げるようにして背中を反らした。そのまま全身を突っ張らせる。

「これは凄い、もの凄い締め付けだっ。最高ですっ、お嬢様っ!」

清さんが顔面を紅潮させながら、歓喜の雄たけびを上げた。
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