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逆転 (大人の教育をしてやるよ!)
第2章 くちヅケ



「ところで、どうだったんだ?」

「え?」

「学校の先生だよ。…上手くやって行けそうか?」

「…ッ!?///」


お弁当を食べ終わりお茶を飲んでいるところ、楓が思い出したように聞いてきた。

楓の問いかけに紅葉は今日の出来事…エッチな事を思い出し、顔が赤くなり慌てる。


「だっ…大丈夫だよ!……多分」

「そうか…あまりムリすんなよ!?」


楓は心配そうに笑い紅葉の背中をポンポンと叩く。


「うん……ありがとう」


紅葉も楓の気遣いが嬉しくニッコリ笑いお礼を言う。


「あっ、そういえば!楓兄『狼谷 陽介』って覚えてる?」

「かみ…ああ、陽介の事か?覚えてるよ。アメリカに居たとき、よくチャットとかやってたし。受験の時は…邪魔しちゃ悪いからって言って、1ヶ月に1回くらいだったけどな。」

「…楓兄日本に戻った時は?連絡とかしてるの?」

「イヤ……アイツ何でも野球の推薦で入学したらしいから……俺も高校に入学して生徒会だの勉強だのと色々忙しいからな……一年くらい連絡してないな…………」

「特待生っ!?どこの学校の?」

「…さぁ?……ただ、超難関の進学校って聞いただけで…」

「そっか…」

「でもなんでいきなり陽介の話になるんだよ?」

「うんんっ!学校で生徒達を見て、楓兄の友達の事を思い出したの。」

「そっか、まあアイツの事だ!相変わらず無愛想に一匹狼でやってんじゃないか?」


楓がニッとイタズラっぽく笑うのを見て、紅葉も気づかれないように口をひきつらせ笑う。


『一匹狼じゃないよ!本物のエッチな狼だよっ!!』

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