この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
クレオメ~君の隣に居たい❤️
第30章 全ての終わり
香菜side
相田君は・・・。
その日も帰らなかった。
ラインを私からする事もないし相田君から来る事も・・・ない。
孝ちゃんからも何もなく・・・。
私はただ一言。
『離婚しよう』
とだけ送ったの。
でもね・・・。
既読にもならない私のライン。
電話をする勇気もない。
私は・・・。
今の自分が何をしたいのかさえ・・・分からなくなっていた。
でもこのマンションで宮君と二人でいることも何かがおかしいと・・・そう感じてしまう。
20時過ぎ・・・・。
まだ頭がボ~―っとしている中寝室でバックに荷物を入れ・・・着替えをした。
明日は普通に仕事だし。
一回・・・。
千葉に帰ろう。
あの家に帰るのも嫌だけど、実家に帰って迷惑を掛けるのも申し訳ない。
バックを持ってリビングに行くと・・・・。
キッチンでアイコスを吸う宮君がこっちを振り返り・・・。
「・・・・千葉に行くの???(笑)・・・・」
・・・・・・・。
バックをギュッと持ったまま、一回頷いた。
宮君はアイコスを置いてゆっくり私に近づいて・・・。
「一人で居るの????」
・・・・・・・。